■コメント
空手には様々な流儀がありますが、ここではフルコンタクト空手について書きます。
フルコンタクト空手は、まさに叩き合い、蹴り合いです。
闘争心むき出しの競技です。
試合前の施術に関してですが、その時の状態(痛みがあればやり方は変わって来ます)にもよります。
一番意識しなければならないのは、治療をしながら交感神経を緊張をさす!
普通の治療であれば全身にたまっている交感神経の緊張を取り除き、副交感神経を緊張させなければなりません!
しかし、フルコンタクト空手のような凄まじい格闘技、この試合直前の施術は、体の動きを良くしなければなりませんが、交感神経を緊張させ、やる気満々、意欲満々の闘争心むき出しにしなければなりません!
これは普段の治療とは矛盾している事です。
しかし、私はこの事について、選手とのお互いの意識の持ち方で可能だと考えています。
したがって、フルコンタクト空手の試合前は、上記している事をまず選手に意識させる事に重点を置きます。
そして、体へのアプローチ(施術)ですが、試合を見ていると縦に突っ込んで行って叩き合いをしたり、横に回りこんで回し蹴りをしたりと、縦に横にと凄まじい動きがあります。
私はこの時に一番大事な箇所、私は股関節が一番重要ではないか!と考えています。
したがって、フルコンタクト空手の試合前の選手へのアプローチ(施術)は、まず、何を目的とした施術か!という事を、選手にしっかりと意識させ、そして、股関節にポイントを置いて選手の施術に当たっています。
上記している二つの事、選手への意識付け(を目的にした施術か)、そして、肉体(とくに股関節)へのアプローチをしっかりとする事で、選手の試合中の動きは格段に変わってきます。 |